1980年代にアメリカで始まった「ピンクリボン運動」

ひとりでも多くの人に、乳がんの正しい知識とともに、早期発見、早期診断、早期治療の重要性を伝える啓蒙運動です。

山野学苑では、基本理念である「美道五大原則」にのっとり、すべての方の健康美を守るため、20年以上の長きにわたってこの活動を支持し、さまざまな形で参加しています。

2023年度は、「着物着付けおよび写真撮影体験」のサイレントチャリティオークションを敢行。着付け時の風景や記念写真とともに、その様子をレポートします。

「着物着付けおよび写真撮影体験」
チャリティーオークション

今回、「着物着付けおよび写真撮影体験」に参加されたNagai Family。ご長男が海外に留学することをきっかけに、前倒しの成人記念のつもりでこの体験を希望されたそうです。

ご主人とふたりの息子さんははじめての和装とのことで、着付けの時間も含め、この体験をとても楽しんでくださいました。

<Atsuko Nagaiさんの体験談>
このような素晴らしい体験を提供していただき、本当にありがとうございました!
写真撮影はもちろん、着付けやヘアメイクを担当してくださった先生方とのおしゃべりも楽しみました。

山野学苑では、さまざまなボランティア活動に参加しています。
その理由は、学生時代の若いうちからボランティア精神を培い、社会貢献できる人材を育てていきたいと考えているからです。

私たちが「ピンクリボン運動」に参加し始めたのは、もう20年以上前のことになります。
当時の日本は、まだまだ乳がんに対する知識が一般的ではなく、早期検診への意識も低い時期でした。

しかし、医学の進歩により、乳がんは早期発見・早期診断・早期治療を心がけることで、たくさんの命が救われるようになりました。
美容師は、その第一歩である早期発見のための「検診への案内」を通して、発病に至る前の未病に気づかせることができる存在になりうるのではないかと考えています。

美容院を訪れる多くのお客様は、「これから美しくなる」というワクワク感を持っていらっしゃいます。
シャンプーをし、カットやカラー、パーマ、ネイルなどの施術をしてもらっている間、美容師との会話を楽しまれる方も、たくさんいらっしゃることでしょう。
そんなとき、美容師がお客様の「精神美・健康美」のコンシェルジュとして、何かいつもと違う小さな変化にいち早く気づくことができたり、がん検診を含むさまざまなご提案ができたならば、日本のメンタルヘルスの底上げにも繋がります。

美を追求することは、老若男女問わずすべての人が持つ権利です。
しかしその美しさは、外見のケアだけでは決して得ることができません。
内面の美を磨くため、お客様一人ひとりに健やかな肉体と精神を維持していただけるよう働きかけることも、美容に携わる者の大きな役割であると考えています。

──山野学苑理事長 山野愛子ジェーン

「SUPER BIDO」は、初代山野愛子が提唱した「美道5大原則」の理念にのっとり、美容の理論と実践を通して、変わりゆく多様な文化の足跡を残すべく立ち上げたプロジェクトです。世界で活躍するアーティスト、山野学苑OBや在校生の作品のほか、同学苑で行っているさまざまな取り組みをご紹介しています。また、各界で輝くさまざまな人々を「美容」というキーワードで繋ぎ、盛り立てていくことで、美容業界の発展に貢献することを目的としております。

検索

Copyright © 2020 – 2024 Super BIDO All Rights Reserved. Site Designed by Jetset Inc. and crft