BIDO ESSAY
2024年を迎え、5冊目となった「SUPER BIDO」をみなさまにお届けできることを、心よりうれしく思っております。
今号のテーマは「PINK」といたしました。
ピンクは私の大好きな色であり、山野学苑の根幹を支えてくれている「美道」や、私自身がライフワークとして伝えている「SMILE」をテーマにした講演をさせていただくときは、必ずこの色の衣装で行っています。
それは、ピンクという色彩が持つ明るいイメージが、国や性別を問わず、すべての人の気持ちを前向きにしてくれるものだと信じているからです。
この「SUPER BIDO」をご覧くださるみなさまが、明るく前向きな気持ちで、楽しいことや素敵なことがあると希望を持てるような一冊になることを願い、今号を制作いたしました。
とはいえ、テーマを色にしたことにより、学生たちは何を表現すべきか大いに悩んだようです。
そんななか、この色の特性を生かし、2024年に山野学苑が90周年を迎えることを祝う作品を生み出してくれた学生たちもいたことを、とてもうれしく思います。
ピンクという色から元気とパワー、そしてスマイルを得て、100周年に向けてがんばっていきたいと思っております。
また、山野学苑が行っているボランティア活動の一環として、今号ではピンクリボン運動について取り上げさせていただきました。
山野学苑の教えである「美道」には、「髪・顔・装い・精神美・健康美」という五大原則があります。
「髪・顔・装い」についてはもちろんですが、私たちは「精神美・健康美」についても美容が大きな役割を担えるものと確信しています。
ピンクリボン運動をはじめとしたボランティア活動は、そうした美容の力を進化・発展させるもののひとつであると考え、これからも取り組んで参りたいと思っております。
そして、素晴らしい作品を披露してくださったyUKI先生、本当にありがとうございました。
今回の作品はご自身の原点に戻って制作してくださったとのことで、今後それぞれの道を歩んでいく学生たちにとって大きな指針となることでしょう。
また、山野美容専門学校OBである、ALBUMの鶴田望先生にも大きな感謝を。
槇野光昭会長をはじめALBUMのみなさまには、日頃より山野学苑を応援していただき、大変心強く、感謝しております。
不安定な世界情勢のなか、心が痛むニュースも多く耳にしています。
そんななかでも、たくさんの希望が込められたこの「SUPER BIDO issue05 -PINK-」が、みなさまにとって一筋の光となることを願って、発刊のごあいさつとさせていただきます。
山野愛子ジェーン