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早見 優
Yu Hayami

幼少期をグアム、ハワイで過ごし、15歳で芸能界デビューをした早見優さん。歌手、女優として表舞台に立ちつつ、エッセイや歌詞の執筆などクリエイティブな活動もなさっています。プライベートではふたりのお子さんにも恵まれ、公私ともにお忙しい日々を過ごしていらっしゃいますが、デビュー当時から変わらない、キラキラと輝く美しさは、どのようにキープしていらっしゃるのでしょうか。

「年齢とともに、規則正しい生活を送るというのは、とても大切なことだなと改めて実感しています。長女が生まれたのが34歳のとき。それから子どものスケジュールに合わせた生活が始まったので、気づいたら朝早く起きて、夜は0時前に寝るという生活が続いているのですが、20代より今のほうが健康な気がします。若い頃は定期的に運動をしていたわけでもなく、夜友だちと遊んだりもしていたのですが、30代になってからは運動や睡眠の大切さを改めて見直すようになりました。私は睡眠が短いと1日気分が乗らないので、睡眠だけはしっかりとって、あとは定期的に運動をして、という感じですね。体調がよければ気持ちも安定しますので、生活のリズムを一定にすることは大切なのかなと思います。
また、声を出すことが健康につながっていると感じますね。コロナによる『新しい生活様式』で、みなさんリモートの生活が増えていると思うんです。そのため、普段の生活で声を出す機会が減っているのではないでしょうか。メールやLINEでコミュニケーションは取っているのでしょうけれど、声を使っての会話はあまりしていないという方が多いように感じています。それが知らず識らずのうちにストレスになっているような気がするんですよね。私は歌を歌っているので、定期的にボーカルレッスンをしていましたが、舞台稽古で久しぶりに歌を歌わせていただいて『やっぱり歌ってすごくいいなあ』と改めて思いました。早くコロナが収束して、ライブやファッションショーなどができるようになるといいですよね」

実際、新型コロナウイルスによる自粛生活は、早見さんご自身の生活にも大きな変化があったそう。そんななかでも気づかれたことがあるとおっしゃいます。

「この数ヶ月、家族とこんなに密に、濃い時間を過ごしたのは何年振りかと思っています。長女が高校生になってからは、週末は友達とお出かけしたりすることが多かったのですが、この期間は毎週末、家族で『今日はどうしようか』と話し合い、みんなでお料理をしたり、久しぶりに折り紙を買って折ってみたり。4000ピースのジグゾーパズルやモノポリー、人生ゲームで遊んだりもしましたね。もちろん、コロナの状況はよくないのですが、家族としての時間を大切にできたことには、感謝の気持ちでいっぱいです」

もともと芸能活動以外のことも意欲的に取り組んでいらっしゃる早見さん。ダンスフィットネスZUMBA®のインストラクターや、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートなどさまざまな資格も取得されています。新しいことにチャレンジするモチベーションは、どうやって保っていらっしゃるのでしょうか。

「私は面白そうなものは『もう少し知りたい』と、前に進んでしまうタイプ。たとえば、ソムリエの資格を持っている仲のいいママ友達の影響でワインについて学びたくなり、スクールを見つけて通ってみたり。ワインのスクールはとても楽しかったです。何か共有できることや共通点があると、人間関係がぐっと近くなりますよね。クラスが終わったあと『ちょっとワインテイスティングしに行こう!』となって、新しいお友達もできました。また、一昨年資格を取って、昨年から月に何回かダンスフィットネスのクラスを行なっていたのですが、今年から週に1回バーチャルクラスも行なうようになりました。そこで今、バーチャルでみなさんとつながって、VRでエクササイズを教えることができたらと思っています。バーチャルなものであっても、すぐそばにインストラクターがいたら楽しいですし、もっとやる気が出るんじゃないかな、と」

活発に活動される一方で、日米両方の文化をご存知の早見さんだからこそ、日常生活のなかで日本独自の精神美に気がつかれることもあるとか。

「なかなか目には見えないのですが、日本の美しいところは、日本人の考え方にもあると思います。日本人には“謙虚”という気持ちがありますが、これは西洋の方にはなかなか理解してもらえず、『シャイなのね』と言われてしまいます。でもそうではなく、“謙虚”という気持ちなんですよね。『初心を忘れない』といった謙虚さを持つということは、まさに美道だと思います。日本を訪れた外国人観光客の方が『日本っていいね』と必ず言ってくださるのは、おそらくその“日本人魂”とも言えるスピリットによるもの。『おもてなし』という言葉もありますが、その気持ちを美しいと感じてくださるからではないでしょうか。

また、アメリカの大学に進学した娘が、最近、車の免許を取得するために日本の自動車教習所に通い始めたのです。そこで娘は、先生方が『運転者は歩行者に気をつけましょう』と強く言っていたことに驚いたと話していました。たとえば方向指示器ひとつにしても、アメリカでは使わなかったりするんですよね。『私たちが右折するのか左折するのかわからないと後ろの人が困るから、方向指示器を使うのは大切なことなんだよ』と娘に話したら、『やっぱり、これも他の人のためなんだ』と。この会話を通して改めて、こういう考え方は日本だからなのよねと思いました。

日本では多くの親御さんが、『他人に迷惑をかけないような子に育てたいです』などと言うように、社会で生きていくうえで協調性を持つことは、非常に大切なことだと思うんです。そのなかで、個性を大事にして育てるということが重要なのかなと思います。日本社会は車の運転ひとつにも協調性や譲り合いが見られて、和を乱さない。──ハーモニーと言うのでしょうか。それが日本の美しさだと思いますし、行くところ、会う人、すべてに感じます。日本中で通じる美しさなのかなと思いますね」

 

YAMANOには、初代山野愛子先生が提唱した、精神の美しさを含めた「美道5大原則」がありますが、早見さんにとって、人生における美道とはどういったものなのでしょうか。

「やはり心が健康であるということは、本当に大切だと思います。そのうえで、自粛期間のこの数ヶ月間、私は誰にも会わなくても、毎日お化粧をするようにしていました。15歳から芸能の仕事をしているせいか、風邪を引いて元気がないときも、お化粧をしたり衣装を着たりすると、ピッと背すじが正されて『よし、今日もがんばるぞ!』『本日開店!』という気持ちになるんです。人間は、内側と外側、すべてつながっているものなのかなとも思います。こういった身だしなみもそうですよね。ジェーンも、いつも髪の毛をセットしてお化粧したうえで、いちばん素敵な笑顔を見せてくれます。身だしなみをしっかりとしておけば、心も元気になりますし、行動にも影響があるのではと思います」

身だしなみを整えて心身ともに健康を保ち、新しいことにチャレンジする─。これこそが、早見さんの輝きの秘訣なのかもしれません。

Yu Hayami spent most of her childhood in Guam and Hawaii and entered the Japanese entertainment industry at the age of 15. As a singer and actress she has graced many stages, and she has also shown her creativity by writing essays and songs. 

She is now the mother of two amazing daughters, and continues to shine as beautifully and brightly as when she made her debut. Please tell us, what is your secret to staying so beautiful?

Thank you. That is very kind of you to say. As I’ve aged, I have realized the importance of a balanced lifestyle. My first daughter was born when I was 34 years old, and it was then that I began to arrange my schedule around hers. I would wake up early every morning and go to bed before midnight. I felt like I was living a healthier lifestyle than when I was in my twenties. If I didn’t get enough sleep, I’d definitely feel it the next day, so I always tried to get enough sleep in addition to regular exercise. I feel like if you take care of your body, you feel better about yourself.

In addition to your busy work schedule, you are also a ZUMBA instructor and a wine expert. What motivates you to challenge yourself to try new things?

I am the type of person who wants to know and learn more about something if I think it’s interesting. For example, it was because of some of my friends that are wine experts who got me interested in learning more. I found a school and started to study. After our classes, we would often go wine tasting and it was fun to make new friends with my classmates. I feel like if you can find common ground with someone your relationship deepens quickly. Two years ago I earned my ZUMBA license and I am currently teaching classes a couple of times a month. I’m hoping to continue teaching VR classes and connect with everyone that way.

As someone with a bicultural background, please share your unique perspective on the Japanese inner beauty.

It can’t really be seen with your eyes, but the beauty of Japan is also found in the way the Japanese think. There is humility in the Japanese that embodies beauty. I think the reason why people who visit Japan say, “Japan is so beautiful!” is because they are actually referring to the beautiful spirits of the Japanese. Maybe that is the origin of OMOTENASHI?

The founder of Yamano Beauty College, Aiko Yamano, introduced the “Five Principles of Beauty” which includes inner beauty. What does that mean to you?

I believe the health of your inner self is just as important as your outer self. During the months of quarantine, I did my makeup every day even though I wasn’t meeting anyone. Maybe it was because I have been in the entertainment industry since I was 15 years old, but when I’m feeling a little under the weather and put on my makeup or wardrobe for work I perk up a bit and I am able to tell myself, “Today I can do it! Let’s make today amazing!” I think that if you feel like you look beautiful, you feel physically better and it effects your actions.

When you do what you can to feel and look your best, you find the energy to try new things. This is the secret to Yu’s shine. Thank you!