MARIA

Graduate

CHIKAさん(artifata)

まずは、撮影を終えての感想をうかがえますか。

C

「SUPER BIDO」はジェーン先生が作ったステージなので、学生さんたちに見ていただくのも当然ですし、そういったなかでモデルさんが気持ちよく撮影に向かえるようにいい雰囲気を作るのも僕らヘアメイクの仕事。CM撮影などは24時間近くかかるときもありますが、僕らがモデルさんや演者さんのテンションを上げてあげないといけません。現場の雰囲気作りもヘアメイクアップアーティストの仕事のひとつなので、学生さんたちにはそれも感じていただければいいなと思っていました。
今回作った作品のほとんどが、撮影の現場でしか使わないテクニックばかりだったので、ヘアスタイリストが行う撮影現場オンリーのテクニックを駆使しました。髪の毛をプラスしてポニーテールの軸を高くするのも、サロンの中のテクニックだけでは絶対にできないですし、うちのスタッフにもその発想がないと思うんです。それをあの現場でパパッとやることで、美容師の仕事の幅の広さを表現できたのかなと思います。
ほかにも、たとえばウィッグを仕込むとき、温度の設定を高温にすると溶けてしまうんです。その温度設定の仕方やピンの留め方など、仕込んでいる状態から学生さんたちに見ていただけたので、今後、今回見たことを思い出してもらって、それがお仕事につながれば本当にいいことだなと思います。

レスリーの撮影現場にいられることは、ヘアメイクアップアーティストになっても、そうそうないことなんです。本当にごく一部の人しか経験できないことですが、今回は学生さんが大勢いらした。ジェーン先生のお力なのでしょうけれど、それは一生あるかないかくらいのチャンスです。その幸運を感じて欲しいなと思って、僕も全部をお見せするつもりで臨みました。

レスリーは風を使っていましたが、自然のなかではできあがらない作品があって、たとえばシャンプーの広告写真でバーッと髪の毛をなびかせるもの──あれは、僕は棒を使って見えないところから操作したりするんです。今回は動くたびにお花の位置を変えましたが、これもめったに見られないものでした。

ただ、プロの現場でも、ファッション誌の撮影ではそういったテクニックは使いません。クオリティの高いヘアやビューティーの撮影じゃないと、ああいう雰囲気、テクニックというのは見られないんですね。しかも、そういう仕事を依頼される人たちのアシスタントにつける機会も、そうそうない。本当に、ヘアメイクを目指した人のごく一部が見ることができるもの。僕は幸運なことに若い頃からやらせてもらっていますが、一流のカメラマンやタレントさんとのお仕事は、やはり取り合いなんですよね。CMなどはステイタスがある仕事ですし、もちろんギャランティも破格なので、狙っている人たちはいっぱいいます。そのなかのごく一部のアシスタントしか先に進めないし、そもそもその現場を見ることすらできない、狭き門なんですよ。ヘアメイクの道に入れば入るほど、道の厳しさや、ごく一部の人しか勝っていけないという現実が見えてくる。富士山と一緒で、近づけば近づくほど、現実はこんなに高かったんだと感じると思います。一生こういう現場を知ることなく終わっていく人もたくさんいるんですね。だからたぶん、プロのアシスタントでも、「1年分のお給料を貯めてその現場につかせてくれるのだったら習いたいです!」と言われるくらいに、価値がある現場だと思いました。ヘアメイクの仕事でも、カタログの撮影から新聞広告、WEB、いろいろありますが、クリエイティブな仕事ができることは滅多にないなかで、「SUPER BIDO」はトップクラスのものです。

ありがとうございます! 今回、1冊をとおしてのテーマは「ICON」ですが、モチーフはアリアナ・グランデやケイティ・ペリーといった歌姫でした。作るなかで気をつけていたことはありますか?

C

質感ですね。いまはSNSが発達して、かっこいいヘアスタイルや雰囲気のあるかわいいヘアスタイル、きれいな撮り方は一般の方でもできるようになってきました。でも、ただひとつできないのは、髪の毛の質感の作り方なんです。これは僕がハリウッドなどで女優さんを担当させてもらったときに言われたことですが、みなさん質感にこだわりがあるんです。「今回はシャイニーにしたい」とか、「スモーキーにしたい」「メッシーにしたい」とか。ほかにもグロッシー、ウエッティ、ハーフシャイニー……洋服の素材感と一緒に、すごくディテールにこだわるんですね。でもそれは、ヘアを軽くしてアイロンで作業するだけでは作れないんです。アイロンを使うと、ふんわりさせていても髪の毛が潰れてしまうんですよ。ふんわりさせつつ、ドライなんだけど束感があってまとまるというのは、ブローでしかできない。ブローするときにも剤がいろいろあって、その使い方、選び方でテクスチャーを作っていく。ひとつひとつの作品に対しての素材の作り方は、普通のテクニックではできないことが多いので、その辺を意識しながら作りました。

実は、2日前くらいにレスリーから「こういうものを作りたい」と5〜6点の写真が送られてきたんですね。そのなかから4点くらいに絞られたので、髪の毛を買って仕込みをしていたら、前日にレスリーから連絡があり、変更になったんですよ。「こっちのほうがヘアがよく見える」ということで。僕はもう35年間、美容師として仕事をしていろいろな撮影の現場を体験させてもらっていますが、当日や前日に変わることもたくさんありましたし、臨機応変に対応できないと、この仕事はたぶんいただけないと思います。

モデルの谷まりあさんとも終始和やかな空気のなかでスタイリングをされていましたが、コミュニケーションのコツはあるのでしょうか。

C

名前を挙げたらきりがないくらい、いろいろな方と接してきたなかで培われたものというか……。サロンワークでも、お客様ひとりひとりの特徴をつかんで、気持ちよくなっていただくよう瞬時に判断するということを、ずっと訓練しているようなものですから。

谷さんとははじめてお会いしたのですが、入ってきたときの声のトーンから、すごく明るい感じの方なんだなと感じていたので、最初からそういうつもりでいました。逆に年配の女優さんとかで、落ち着いた声が聞こえたとしたら、僕らもそういうテンションから始めます。それを察知するのは、とても必要なこと。まりあちゃんは、前半と後半で学生さんの入れ替えがあって、見学者がいなくなったときに「オーディエンスがいなくなっちゃった。さみしい!」と言っていたから(笑)、きっと見られることが好きな方なんだなと思いました。ジェーン先生がいて、学苑のなかのスタジオでレスリーが撮るという「SUPER BIDO」の趣旨をきちんと汲み取って、判断されていたんだと思いますよ。素敵な方でしたね。

「SUPER BIDO」については、どういったご感想をお持ちでしたか?

C

コロナ禍という状況もあるのですが、クリエイティブの現場がどんどん減ってきているんです。CMも予算がないから、背景なども全部CGとかはめ込みとか。すべての部分で予算が削られているなかで、カメラマンもスタイリストも、こんなにモノを惜しげもなくふんだんに使って、みんなで楽しみながら作り込んでクリエイトする現場は、皆無に近いと思います。美容雑誌とも雰囲気が違っていて、ファッションに寄りつつ思いきりクリエイティブなものなので、いまの日本では唯一無二じゃないですかね。「VOGUE」など世界的なファッション誌には、LOUIS VUITTONなどのハイブランドの広告で突き抜けた感じのビジュアルが出ますけど、それと変わりないです。パリコレなども、特に去年、今年のコレクションはWEBで配信するものが多くなったので、ヘアやメイクもあまり作り込まなくなりました。それにともなって撮影も作り込まなくなっているので、日本と言いましたが、これほどのレベルでやっているところは、世界でも珍しいんじゃないでしょうか。

うれしいお言葉です。では、ここからは作品以外のことについておうかがいします。なぜ美容の道に進まれたのでしょうか?

C

実は第3希望が美容師で、消去法で選んだのです。まずは、オートバイなどのレーサーに、その次にはサッカー選手になりたかったんですね。でも大人になるにつれ、バイクのレーサーは現実的じゃないなと。サッカーは、途中で辞めざるを得ない状況になってしまって、高校2年生のときに辞めました。それで、僕は小さい頃からずっと髪の毛にこだわりがあったんですね。散髪屋さんに行っても、伸ばしているもみあげを切られてしまうのはイヤだなと思ったり。高校のときには、一生懸命髪を作って学校に行っても、風でそれが崩れるとやり直しに帰る(笑)。遅刻するとか、学校に行くことよりも、ヘアが大事だったんです。そのうち友達の髪の毛もやってあげるようになって、すごく喜んでもらったんですよね。それでそのまま、ほかにやりたいこともないので、美容学校に行こうかなと。当時は1年制でしたから、「1年間美容学校に通っているあいだに、ほかにいいアイデアがあったらそっちに行けばいい」くらいの感じでした。

山野美容専門学校を選んだ理由と、当時の思い出をお聞かせください。

C

いちばんいい学校に行きたいなと思っていろいろと情報を集めて、いちばん大きかったのが山野美容専門学校。当時好きだった雑誌などに、たくさん広告が出ていたのを見て、記憶していたのもありました。それでYAMANOに行かせてもらい、気がつけば35年もたっちゃった(笑)。
専門学校時代は担任の先生がすごく厳しくて、「アルバイトとかよけいなことはするな」「家に帰ってワインディングをしろ」とか、そういうことが多かったんです。生活がありましたから、こっそりバイトもしていたんですけどね。それで、卒業間際になって就職先を選ぶというときに「あなたはここへ面接に行きなさい」と言われたのがHAIR DIMENSIONだったんです。それが就職のための面接だとわからないまま、(HAIR DIMENSIONオーナーの)飯塚先生からいろいろとインタビューされて、「今日はご苦労様」と。「なんだったんだろう」と思っていたのですが、それでもう入社が決まっていたんです。本当に、導かれるように、ですね。

HAIR DIMENSIONには、僕と同じ先生が担任をしていた歴代のYAMANOの先輩がいました。いまのように2年制ではないので、学生時代に先輩と触れ合うことはほとんどなかったのですが、入社してから「実は先輩だった」ということがあって……変な絆がありましたね。同期は何十人もいたのですが、同じYAMANOの卒業生でも違うクラスの人もいましたし、もちろんほかの学校出身の人もいました。美容師さんたちは若いうちは「どこの学校出身?」と聞き合うものなのですが、他校出身者には負けたくないんですよね。仲間だけどライバル心がありましたし、歴代1番のアシスタントはYAMANO出身者じゃないとイヤだな、と。相手がいると競争心が出てくるので、そのなかでいちばん最初にスタイリストになりました。

──HAIR DIMENSIONから始まり、海外でも多くのご経験がおありですが、国際的な現場で学んだことをうかがえますか。

C

海外でヘアメイクの仕事をするには、まずはアメリカでエージェントに所属しないとダメなんです。僕は所属していなかったんですが、友達にエージェント所属のヘアアーティストがいて、「日本人にすごいのがいるんだ」とエージェントに言ってくれたんですよ。それで、カンヌ国際映画祭が行われるときに、「10日間やるから来るか?」と連絡があって、「行く行く」と。現地に行くと毎日「今日は●●ホテルの部屋に行って」と連絡がきて、トップ女優が泊まっている部屋を訪ねて、ワーッとヘアを作るんです。

でもそのとき友人のスタイリストに「なんでいまさらこういうファッションショーや、ヘアの現場に行きたいのか?」と聞かれたんです。「だって、もう頂点にいるじゃないか」と。彼らにとって、ハリウッド女優たちのヘアを担当するのはヘアスタイリストを目指したときからの夢。その経験を積むためにファッションショーやいろいろなイベントも無料で参加して、自分のブランディングをしていくんですね。でも、彼らの最後の夢は、ハリウッドやビバリーヒルズに、小さくてもいいからスペシャルなゲストを迎えるサロンを作ること。だから、「僕たちはサロンを持ちたくて頂点まで行く努力を何十年もしてきた。なんで表参道にサロンを持っているのに、いまさらファッションショーに行きたいの?」って(苦笑)。そのときにハッとして、「自分は表参道にサロンもあるのに、足元の青い鳥をずっと探していたのかな」と思いました。美容師ってすごいんだと改めて感じることができましたし、サロンのなかでする仕事に対しての意識も変わりました。
人から言われて気がつくこと、世界に行って気づくこともあります。行ってみてはじめて、美容師という仕事に対して、「こんなにいい仕事をしていたんだ」「なんで気づかなかったんだろう、バカだな」と思いましたね。

普段、お仕事をされているうえで、大事にされていることはなんですか?

C

自分のテンションを一定にするということですね。自分自身がヘルシーで明るく、元気でいないと、お客様にいいものを提供できないと思うんです。なので、普段の生活のなかでも、いいものを見る、いい音楽を聴く、体にいいものを食べる──仲間との情報共有の際も、常に質を上げていくような会話をするとか。趣味も、自分の健康に役立つ、元気でいられるものを好んでやりますね。お客様に「こうしたらもっと明るくなりますよ」「健康的に見えますよ」と言っても、自分がそうでなければ説得力がないですから。

さらに、内面も健やかでなければならないと思っています。自分のマインドが一定していないと、お客様のいいところを発見して引き出す力が鈍るんです。もちろんプロなので、どんなときでも最高のパフォーマンスをしますが、内面も体も元気で、意識もはっきりしているほうが「こんな素敵な笑顔があるんだ」「こうやったらもっとかわいくなる」というインスピレーションの速度が全然違うんですね。ですから、睡眠もそうですし、普段の生活リズムというものを大事にしています。

あとは、僕はお店の近くに住んでいますが、近くを歩き回って、いろいろな看板や広告、ディスプレイを見ながら、常に自分に刺激を与えています。そして、見ず知らずの人にモデルさんになってもらってかわいくする、ということをライフワークとしています。長さも、パーマをかけるかどうかも、カラーも、無条件にやらせてもらうというのがルールなのですが、それをYouTubeにあげて。

アメリカでは、第一線で活躍しているヘアスタイリストが全員40〜50代より上なんですよ。日本では30代後半くらいから経営者にシフトしがちですが、向こうではファッションでもクリエイティブでも現場でも、いちばんトップで輝いているのは50代の人とかが多い。僕も40代の中盤くらいから海外に行くようになったのですが、「全然若造だわ」と思って。もっともっと挑戦しないとダメだなと思って、意識が変わったんですね。ですから、とにかく新しいこと、自分のスキルをビルドアップさせることは必ずやるようにしています。この年齢だからということではなく、この年齢からさらにスキルアップということしか考えていないので。

美容師は定年がないので、諦めなければ死ぬ間際までできるすごい仕事です。こんなに人に喜ばれて、自分で自由に発想できる仕事って、たぶんほかにないと思うから、楽しんで生きるということを考えるなら、美容師という仕事は最高だと思います。僕もハサミを持てなくなるまでやろうと思っています。

素晴らしいですね! サロンオーナーとして、美容業界や若い美容師さんに期待することはどういうことですか?

C

毎年力を入れているのが、言葉遣いやマナー、所作です。各サロンでブランド作りがあって、若い子たち向けのストリート系のファッショナブルなヘアスタイルを作るサロンもありますが、うちの場合は医師や政治家、企業家の方やその奥様もいらっしゃいます。そういった方々は、一流ホテルや一流料亭を知っている方。美容師はサービス業のなかでも特別で、ヘアや肌に触れることが多く、若くてもちゃんと対応できたら、そういう人たちとご縁が広がってチャンスも広がるんですね。それを若いうちから学ぶチャンスがあればと思います。実際、お客様をシャンプーにご案内するまで半年、1年かかる子もいるんです。電話のオペレーターも学ばせているんですが、1年かかってもわからない子もいますから、それが早いうちからできていればとても助かりますし、どこへ行っても引く手数多だと思います。

また、若いうちからそれがきちんと身についていれば、40歳、50歳になったときに、本当の、いい意味での大人の接客ができるはずです。対話がスムーズになりますし、触れ合う時間そのものが、お客様にとって心地いい時間になる。このスキルは、年齢とともに必要になってくると思うんですね。「これかっこいいよ、いいじゃん!」とノリでできる年齢って、30代までなんですよ。そこから先は、接客力が問われます。お客様も、20代はモテたいヘアや目立つヘアにしたいけれど、結婚もして子どもも生まれてとなると、だんだん表面よりも質になります。洋服などもそうですが、生活レベルが上がれば人を見る目も肥えてきます。たとえば一流企業の社長さんは、会話ひとつで相手のことを見抜くものです。それは一瞬の、瞬間の勝負なんですね。「あの子、明るくていいね。今度シャンプーをお願いしていいかな」と言われるのか、「あの子はちょっと苦手だな」と言われるのか。一流の人やその周りにいる人たちは、サロンも人も、自分にとって心地いい空間や人を選んでお金を払います。僕たちは、お金を払ってでもいたくなる空間にしなければならないのですが、その空間を作っているのは人間なので、そこにフィットできる20代前半の子がいたら、美容業界はどんどん安泰になっていくと思います。美容のテクニックもそうですが、接客についてもちゃんと質を上げていくことができるヘアスタイリストや美容師のアシスタントだったら、どこでも欲しいですし、無敵だと思いますね。

そういう美容師さんはたしかにとても素敵です。CHIKA先生ご自身としては、これから叶えたい夢や、今後の展望などはありますか?

C

artifataがオープンして去年で20周年だったんですね。20周年でやっと、テクニックもそうですが、マナーや接客のレベル、本当に自分たちが目指すハイクオリティなサロンができあがった気がするんです。今回ご縁があって代々木にもお店を出すことができましたが、そうやって自分のところから育った人間、本質をわかったスタッフに暖簾分けをしていきたいなという気持ちもあります。

あとは、やっぱり自分はクリエイティブな現場が好きなので、トップアーティストに携わりながら、新しい作品やビジュアルを作り続けていきたいなという夢もあります。いまは難しいですが、チャンスがあればまた海外にも行きたいですし、映画祭などで回るのがいちばんいいなと思います。映画祭は、世界中のお祭り騒ぎをしたい人たちが思いきりお金をつぎ込んだ、ゴージャスの極みといったクレイジーな10日間を体験できる場所。カンヌでは海沿いのストリートにあるホテルが、映画関係者に全部貸しきられるんです。そこのいちばん景色のいい部屋から見た眺めは、「これを見ている日本人は、いままでもこれから先も自分だけじゃないかな」と思うくらいにスペシャルな体験だったので。

わくわくするお話ですね。最後に、美容業界を志す後輩たちにひと言いただけますか。

C

大人になって、本当に心から楽しめる職業や現場に巡り合うことって、ほとんどないんですよ。でも、美容業界は、好きでこの道に入ってくる人たちが多いですよね。自分の「好き」を職業にできる人は数が限られているうえ、一生好きな仕事に携われるという、本当に少ない道なので、生涯楽しんで欲しいです。仕事も生活も楽しめるのが美容師だと思いますし、人生を賭ける大きな価値がある。どんな職業でもつらいことはあるし、楽しいばかりにはいかないけれど、そのつらさを超えたとき、さらにいい景色が見られるんですね。自分が想像していたものよりも、もっともっと素敵な景色を見られるから。レールが敷かれていない分、自分次第でなんとでもできる。ひとりでもできるし、大勢と一緒にもできる。形はいろいろチョイスできますが、なんにしても自分の腕ひとつで一生楽しくいられるという、こんなにおもしろいことはないと思うんです。ですから、ぜひぜひがんばって欲しいなと思います。

美容師は、一生楽しく働くことができるお仕事なんですね。ありがとうございました。