STUDENTS

FUTURE

久保田奈々さん(N)/白井千夏さん(C)
NANA KUBOTA & CHINATSU SHIRAI

「FUTURE」という作品にしたきっかけを教えてください。

N 私たちは初めてこういう機会をいただいたのですが、先にノボル先生の撮影を見学させていただいたとき、テーマを決めていらっしゃったので、そのアイデアをいただいて3チームそれぞれにテーマを決めることにしました。私たちがやってみたいなと思ったのが、「未来」「現実」「過去」というのがあって、そのなかでも未来はまだ何もない……だから、何色でもいいよね、ということでカラフルな髪型にしました。そこには、これから何色にもなれるという意味がこめられています。

実際にモデルさんを使って作品を作ってみて、気づいたことや、想像と違ったことなどはありましたか?

C ウィッグで作業をするのとは違って、モデルさんの表情ひとつで作品の印象も変わりますし、それを踏まえて途中で明るい色を足していったりしました。私たちの作品にはさまざまな色があるので、途中で配色を変えていくというのははじめから決めていましたが、それ以外にも撮影中にレスリーさんから、「もっと長い毛とか、いろんな色を重ねるといいよ」と言っていただいて。実際にそのアドバイスを聞いてやってみたらよりよい作品になって、「やっぱりすごいなあ」って思いましたね。

N 私たちが事前に用意してきた毛束や材料だけでなく、「もっと、もっと」というのが多かったんですね。こういうときは、多すぎなんじゃないかと思うくらいに準備していたほうがいいのかなって、はじめに思いました。たまたまちょっと長い毛束のものがあったので、それをつけられてよかったです。撮影中もレスリーさんから「そこに足していったらいいんじゃない?」というお言葉をいただいたので、余るくらいに用意しておくと、要望にも応えやすいかなと思いました。カメラマンさんが「こうしたい」というときに、すぐに「はい!」と対応することで、幅が広がるなと。
あとは、もっとやりたい形を再現できるように頑張りたいと思いました。今はまだ、再現性は100のうちの50くらいなので。デザインは紙に書くので平面で考えてしまうじゃないですか。でも、実際にお互いで練習しているときに、「違うね」と。立体だから違うんですよね。

C モデルさんにウィッグをつけたときにも、最初は土台をつけていたけれど、直前で外しました。こういう場では、その場で臨機応変に対応しないといけない。「絶対にこれを作る!」と思っていると、クリエイティブな感じにはならないんだなと実感しました。

N ノボル先生の撮影のときも、最初からかっちり決めているんじゃなくて、ふんわり決めているんじゃないかなって感じましたし、実際にやってみて、本当にそれが大事なんだなと思いました。シルエットだけを決めておいて、現場で足し算引き算、たまには掛け算をする。美容をやっているんだけれど、数学をやっているみたいな感じでした。

ここからは、作品以外のことでうかがいます。おふたりが美容の道に進もうと思ったきっかけはなんですか?

C 小さい頃、自分や家族、友達の髪を結んであげたり、メイクをしてあげたりしたときに、ちょっとアレンジするだけでもとても可愛くなるし、気分的にも明るくなるせいか、表情がよくなっていったんですね。みんなすごくきれいになるので、その変化を見ていると、やっているほうも楽しくなる。こういうことを仕事にしていけたらいいなと思って、美容の道に進もうと思いました。

N 私は小さい頃から手先を動かすのが得意なほうだったんです。それで、中学生くらいの頃には友達の髪をまとめてあげたりしていて、やっているこちらが「すごい楽しいじゃん」と思っていました。美容の道に進みたいなと思ったのは、高校2年生の頃。誰かにやってあげると、喜ばれるじゃないですか。喜んでいる顔を見ていると、こっちが嬉しくなったんですね。それを仕事にできたら、ずっと楽しく働けるんじゃないかなって思ったんです。それから学校に入って、「海外で働きたいな」とか、新しい夢が増えました。

出来上がった作品の写真を見て、どう思いましたか?

N シニヨンの部分に、簪みたいに毛束を挿したのは、レスリーさんのその場でのアイデアです。このアレンジもすごく合っていますよね。私たちはもともと近くで見ていましたが、第三者の方に遠くから見ていただくと、より「こうしたほうがよくなる」という的確なアドバイスをいただけましたし、それがとてもわかりやすかったです。自分自身の考えだけでは可能性が狭まってしまうことを痛感しました。

C レンズを通してみると、また全然違いましたしね。

N それもありますね。レンズを通した瞬間をパソコンの画面で見るのと、プリントアウトしたものを見るのとでも、また全然違いましたし

たくさんの学校のなかから、山野美容専門学校を選んだのはなぜですか?

N いちばんは、オープンキャンパスで山野美容専門学校に来たとき、先輩と直接話すことができたんです。そのときにお話を聞いていて、チャンスが多い学校だなと感じたんですね。パンフレットを見ていても、「『CATS』のメイクをやりました」とか。実際にそういうお話を聞いて、ここなら他では体験できないこともできる、と。他の学校って、美容師は美容師、ヘアメイクはヘアメイクという感じで、道が固定されているなと感じていたのですが、私は全部をできるようになりたかったので、山野美容専門学校で、トータルで学びたいなと思いました。

C 私は、やるからには1番を目指したいタイプなので、なるべく都会の真ん中で有名なところ──たくさん人が集まる環境で、競い合いながら切磋琢磨して勉強したいなと思ったからです。あとは、いろんな体験ができるから。今回もこういう撮影に参加させていただいたりとか……。いろいろなことを経験できると思ったので、山野美容専門学校を選びました。

学生生活の楽しいところ、苦しいところはどんなところですか?

C 自分で努力して、練習するたびに上手になったり、ちゃんと成果が見えることが楽しいことですね。頭のなかにあるアイデアを表現できるのは楽しいことです。苦しいことは、コンテストやテスト勉強、アルバイトなど忙しくて、ゆっくり眠れないこと。疲れるとすぐに熱を出してしまうタイプなので、それがちょっとつらいですね。

N自分の好きなことをやって毎日を過ごせているので、大変なことがあっても楽しいです。今回のこのプロジェクトもすごく楽しかったですし、コンテストでも自分のやりたいことを形にして実現していくのが楽しいし、癖になります。「もっとこうしたい!」と思いながらやっている時間が楽しいし、一瞬で終わっちゃいますね。新しいことを学ぶというのが、すごく楽しいです。技術も知識も、今日のような経験も、自分に新しいものが入ることが快感。「もっと何かを入れられるんじゃないか」「もっと知りたい」という思いが続いています。入学して1年と少しですが、つらかったのは、コンテストで賞に入らなかったことです。予選落ちしたときとか……私は本番に弱いタイプで、思うようにできなくて、それが苦しいです。「前日は上手にできたのになんで?」と。あとは、いろいろな予定が入ってくるたびに、まだそこまでキャパシティが広くないなと自覚したり。全部中途半端になると、心にゆとりがなくなっているなと気づくつらさがあります。お仕事をするようになったらこういうこともよくあると思うんですけど、今回の撮影も日程がなかなか決まらず、そのときどきの自分の予定と合わせるのもすごく大変でした。撮影の候補日が全部アルバイトの予定と重なっていて……でも、めちゃめちゃ楽しかったです。ご迷惑をおかけした方もいるんですけど、それを許してくれる環境が、すごくありがたいなと思ったりもしました。

将来の夢はなんですか?

N 今はやりたいことがいっぱいある状態で……。ひとつは今日のようなヘアメイクのお仕事に参加していきたいなって思っています。こういうクリエイティブなこともそうですけど、映画や雑誌、ドラマなどで、エンドロールで名前が載るのが夢ですね。もうひとつは、英語の勉強ももっとしたいと思っているんですが、海外のサロンとか、海外の映画でヘアメイクのお仕事ができるように頑張りたいなと思っています。どんどん成長していきたいなと。立ち止まっている時間がもったいないので、ずっとずっと上を目指して頑張っていきたいです。

C はっきりとはまだ決まっていないんですが、せっかく東京にきたので、東京の、なるべく技術力があるサロンで働いて勉強して、技術力を身につけて、そのあとに地元に戻って小さい頃からお世話になった人たちにきれいになってもらいたいです。そこで、それまでに得た技術を施て、みんなを笑顔にできたらいいなって思っています。

Please tell us about your idea for this design, and what you thought of being in the studio with Leslie Kee.

N: We chose “FUTURE” and since we don’t know what color the future is, we made a colorful hairstyle. This way, the future can become any color.

C: Since the overall design changes by the expression of the model, we added brighter colors during the shoot. We also took the wig off that was the original foundation. While we were shooting, we had to make quick changes to keep up with the creative process.

N: We chose the silhouette, but during the shoot we were adding and subtracting the entire time; it was like we were doing math! It was Leslie’s idea to use the Japanese hair accessories. When working alone you don’t get the creative synergy that you get by collaborating.

How did you choose Yamano Beauty College?

N: I attended an Open Campus and the current students said there were things I could only experience here. I chose Yamano because I could learn about the entire beauty industry.

What is your dream for the future?

C :I want to work in a salon and study techniques that are unique to Tokyo. After that, I want to return to my hometown and use my skills to bring a smile to the faces of those that raised me.

Leslie’s Impression

首に巻いた赤い衣装を卵に見立て、カラフルで美しいエイリアンが生まれた、というイメージで撮影しました。衣装が建築的なデザインだったので、モダンさを意識しています。

To me, the red fabric around her neck looked like an egg, hatching into a colorful and beautiful alien. As I photographed her, I considered the modern costume design.

FUTURE

NANA KUBOTA & CHINATSU SHIRAI
久保田奈々さん(N)/白井千夏さん(C)

FAIRYTALE

MAI KIMURA & TATSUKI HIRAYAMA
木村真衣さん(M)/平山樹さん(T)

OCTOPUS

YUI SAITO & ERIKA SHINMYO
齊藤結さん(Y) /新名絵梨加さん(E)