FRUITY BEAUTY

田阪萌華さん
Moeka Tasaka

矢田菜津紀さん AFLOAT
Natsuki Yada

田阪萌華

フルーツを作品のモチーフにしたきっかけを教えてください。

M 私はフルーツが大好きなのですが、見た目だけではなく、ビタミンやミネラルが豊富という栄養面や独特の歯ざわり、匂いなど、フルーツのいろいろな魅力を表現したかったのです。それらを「Love」につなげてみても面白いんじゃないかなと思いました。

4つのアレンジは四季で分けたのですが、春から始まって季節のフルーツを徐々に増やしていく──春はイチゴで、夏はキウイとさくらんぼ、秋にぶどう、そして冬にはオレンジというように、最初はイチゴしかなかった状態からどんどんフルーツが蓄えていって、最終的にはフルーツの女王様ができあがる、というストーリーを考えました。季節ごとにフルーツを蓄えていき、最後は強くしっかりした女性になるというイメージです。それを、本物のドライフルーツを使って表現できたらいいなと考えました。オーディションのとき、ジェーン先生やレスリーさんから「本物があっても面白いんじゃないか」とアドバイスをいただいていたこともあります。また、本物の蔓を使って撮影したんですが、それも、学校の門の前の草を取ってきたもの。それ以外の小物に関しては、いろいろなお店を回って用意したのですが、入手するのが大変でした(笑)。

AFLOATの矢田さんとのコラボレーションは、いかがでしたか?

M 矢田先生は、「緊張していると思うけど、一緒に頑張ろう!」と声をかけてくださって、すごくやさしかったです。主にヘアを担当していただいたのですが、メイクもアドバイスをしてくださって。新型コロナウィルスの影響で、まだメイクの授業も1回しか受けていなかったのですが、メイクの塗り方や写真映えする色の使い方も丁寧に教えてくださいました。でも「最終的には好きなようにしていいよ」とおっしゃっていただいたので、技術的なことを教えていただきつつ、自由に作品を作らせていただきました。

実際にモデルさんを使って作品を作ってみて、気づいたことや、想像と違ったことなどはありましたか?

M モデルさんも気を遣ってくださったのですが、あまり日本語ができない方だったので、コミュニケーションを取るのが難しかったです。また、練習では友達相手だったので、メイクをしやすいように動いてもらっていたんですね。私の立ち位置の反対側や、直接見えない口角の内側、眉毛の端のほうのメイクは、特に難しかったですね。でもモデルさんが、メイクの途中で動画や写真を撮ったりして、楽しんでくださっていたようなので、嬉しかったです。

出来上がった作品の写真を見て、どう思いましたか?

M 本番で、練習していたメイクと変えたんですね。矢田先生たちと相談して、最初は全部マットだったのを、ラメやアイシャドウをいろいろ使うように変更したのですが、写真で見るとそれがすごく鮮明に写っていたので、すごいなあと思いました。学生のうちからプロの人たちと一緒に作品を作るなんて滅多にないことですし、本当にいい経験です。最後のアレンジでは、メイクを手直ししようかなと思ったときにレスリーさんのOKが出て終了してしまったので、ちょっと直したかったなというのはあったんですけど……。途中で頬につけるドライフルーツを忘れていて、慌ててつけたりというハプニングもありましたが、けっこうスムーズにできたので、そこはよかったなと思います。

ここからは、作品以外のことでうかがいます。美容の道に進もうと思ったきっかけはなんですか?

M 小学生の頃から美容室に行くのが好きだったんです。美容師さんに髪を切ってもらうと、行く前の自分より必ず可愛くしてくれたので、中学生のときからこういう仕事をしたいと強く思い始めました。また、高校生のとき、成人式を迎えた姉の同窓会用のヘアメイクとネイルをやったり、文化祭で友達のヘアメイクをやったりしたら、みんながすごく喜んでくれて嬉しかったのもあります。

たくさんの学校のなかから、山野美容専門学校を選んだのはなぜですか?

M 私は大阪出身で、大阪にも有名な学校はたくさんあるのですが、私がやりたいヘアメイクをするには東京のほうが仕事もあると考えたのです。山野美容専門学校は有名ですし、ジェーン先生の説明を聞いて、「美道五大原則」はYAMANOにしかないし、他の学校とは違うなと思ったこともあります。 また、オープンキャンパスに来たときに、先輩たちから「基礎を学びたいなら他の学校に行ってもいいと思うけれど、やりたいことをやるならYAMANOがいいと思う」と言われたんですね。実際にそこで先輩からヘアアレンジを教えてもらったときは楽しかったですし、先輩たちも学生生活が楽しいとおっしゃっていたので、夢を叶えるために山野美容専門学校にしようと思いました。

学生生活の楽しいところ、苦しいところはどんなところですか?

M オンライン授業が続いていたので同級生とリアルに交流する機会が少なく不安だったのですが、実際に学校が始まって話してみたら、オンラインでの印象とは違う子もいたんですよね。授業でもみんなで協力し合ったりして、仲間感ができたのが嬉しかったです。
苦しかったことは、カットの授業の途中からオンラインになったのですが、家で練習をしていても、実際に教えてもらうのとは違ったりして。それで癖がついてしまったら嫌だな、不安だなというのはありました。でも、再開後は先生たちも、密にならないように小規模なグループに分けて細かく実演してくれたり、わからないところも丁寧に教えてくださったりしたので、不安も解消されました。

将来の夢はなんですか?

M 撮影用のヘアメイクなどもやっているサロンに就職して、最終的には自分もヘアメイクを仕事としてやっていけるようになりたいと思っています。とはいえ、サロンでも働きたいので、まだ明確な姿は決まっていないんですが……。ヘアもメイクも、両方できるようになっていると、それが強みになりますよね。ですから、撮影の現場にも行けるようになるまで頑張りたいです。