「SUPER BIDO ISSUE03」が完成の運びとなりました。お力添えいただいた先生方、関係者のみなさまに厚く御礼を申し上げます。今回のテーマは「ICON」でしたが、私にとってのICONは、初代山野愛子先生と、父である総長・山野正義先生、そして桂由美先生です。初代と総長には、陰で努力をしてきた迫力と、それに伴う存在感がありました。特に父は若い頃に単身渡米し、現地で大きな成功を収めた人物です。政財界を含めたくさんの方々が渡米の際に父のもとを訪れ、交流を持ちました。そのときに築いた関係が現在のYAMANOに繋がっており、まさに、YAMANOの立役者です。父はアイデアマンなので、これまでにもさまざまなことに取り組んできました。先見の明がありすぎて100%成功しなかったこともありますが、それも徐々に時代が追いつきつつあると実感しています。また、桂先生といえば、ブライダルファッションの第一人者。でも、最初にウェディングドレスを作ろうとしたとき、当時の美容業界のみなさんに反対されたのだそうです。そこで唯一「やりましょうよ!」と言ったのが初代山野愛子だったとか。それが、桂先生とYAMANOとの長いご縁の始まりです。ICONとは、歴史を変え、時代を乗り越えてきた存在であり、私が敬愛するこの3人もさまざまな意味で美容業界を変えてきました。偉業を成し遂げた人は特別な人生を送っていると思われがちですが、私の周りのICONたちは、自分の生活を大切にする、ごく普通の人たちです。けれど、支えてくれる周りの人たちがいたからこそ、ICONとしていられるのだと思います。初代山野愛子にも素敵なお弟子さんがたくさんいましたし、総長のアイデアを形にしてくれる人がいたからこそ、いまのYAMANOがあります。ですから私自身も、周りの人を大切にしながら、新たな世界を切り拓いていきたいと思っています。

「SUPER BIDO」をとおして素晴らしいアーティストや卒業生と出会い、学生の話を聞く機会をたくさん得ることができました。その経験から、これからは美容界のICONとなりうる人材を育てていきたいと、決意を新たにしています。ICONとして活躍するために大切なのは、HEARTとNETWORKです。自分がして欲しいことを相手にもしてあげる、という気持ち。そして、繋がりを大事にしながら、すべての人を幸せにできる美容の技術でさまざまな方を心地よくしてあげること。その場の空気をよくして、不機嫌な人もご機嫌にするくらいの人間力が必要なのです。自分の仕事に責任を持ち、能動的に動いて夢を叶えられる美容家を輩出できるよう、これからも一丸となって美容教育に取り組んでまいりたいと思っております。

山野愛子ジェーン